学会の紹介

設立趣旨

1960年代の高度経済成長期、旺盛な需要と円安経済に支えられ、わが国経済は夢と希望に満ち溢れ、その牽引車であるわが国企業の起業家精神は高く、その業績も総じて高水準でした。
しかしながら、その後、経済社会のボーダレス化・グローバル化、さらにはソフト化・サービス化の進行や国民所得の向上等が相まって、わが国経済の活力は次第に低下していきます。
こうした劣化する経済活力、とりわけ企業の起業家活動を活発化させるため、この間、政府はもとより、わが国企業も、よりグローバルな視点からその経営戦略を再編するとともに、なお一層の生産性強化・競争力強化に取り組んできました。

しかしながら、その結果としての現実はというと、依然、低水準の経済成長にあるばかりか、企業の赤字率も年々高まり今や70%を超えています。
こうした厳しい経済環境の中ではありますが、全国各地には好不況を問わず高い業績を持続している企業が少なからずあります。こうした企業は、高度経済成長期においてはそれほど目立つ存在ではありませんでしたが、近年その経営学が学会のみならず産業界においても注目されてきています。
好不況を問わず好業績を持続する、いわば「景気超越型企業」「景気創造型企業」や、そこで実践されている企業経営の学術的研究は、未だ緒に就いたばかりであり、これから、なお一層の研究がまたれますが、その最大級の特長は、「企業に関係する人々の幸せを最重視した経営学の実践」と、言い切る研究者も増加傾向にあります。
業績重視・技術重視・シェア重視といった経営ではなく、人の幸せを重視する経営の実践こそが、結果として企業に安定的な好業績をもたらすという経営学の普及・深化は、単に産業界の経営の在り方だけではなく、広く医療関係者や、産業支援機関関係者に多大な影響を与えるものと思われます。

そこで今回、私たちは「人を大切にする経営学」をなお一層深め、その理論化・体系化を研究するとともに、再び活力に満ち満ちた企業や社会の創出を目的に、「人を大切にする経営学会」を設立することといたしました。
学会の活動は、学際的となりますので、大学研究者・大学院学生はもとより、企業経営者や起業家、弁護士や公認会計士など専門家、産業支援機関の担当者や行政関係者、さらには医師や産業保健福祉士等、医療関係者等の参加をお待ちしています。

学会員の資格

大学研究者・大学院生・シンクタンク研究者・経営者・経営幹部・起業家・弁護士・司法書士・行政書士・公認会計士・税理士・社会保険労務士・中小企業診断士・経営コンサルタント・その他士業・金融機関関係者・商工会議所・商工会中小企業団体中央会・各種組合・国・都道府県・市町村・その他産業支援機関関係者・医師・医療関係者・産業保健関係者・産業看護関係者、その他本学会の趣旨に賛同する関係者